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ミシン縫いと手縫いの違いについて。
革細工における縫製は主に2種類あります。
《ミシン縫いと手縫い》です。
一見同じように見えますが実は全く違います。
U1Ckraftはその両方共手掛けているので、
簡単にその違いを説明します。
まず、縫製の強度は手縫いのほうが強いです。
手縫いは、糸を表裏交互に出し入れするので、
一目一目縫い込んで
革に糸を食い込ますことができますし、
ミシンでは扱えない
コーティングされた強度のある蝋引き糸や
0番以上の太い糸が使えるからです。
ミシン縫いは
上糸と下糸2本の糸で縫っていくため、
どうしても弱いです
一箇所ほつれると、
ぱらぱらと糸がほどけてしまうことがあります。
ですがミシン縫いの醍醐味は
やはりきれいなステッチラインです。
糸調子と針と糸のチョイスにもよりますが、
適度な大きさの穴に適度な太さの糸が入り、
穴のピッチも自由自在。
写真を見て頂くと判りますが
シャープな感じがして
落ち着いた雰囲気がします。
そしてミシン縫いは格段に作業が早く進むため、
やはりお安くお求め頂けます。
U1Ckraftがミシン縫いと手縫いの両方を使用する理由は簡単です。
「U1Ckraftの革製品」を愉しんで頂くために両方とも必要だからです。
当初ミシンを手に入れたとき、
きれいなステッチラインに感動し、ため息が出た一方、
今まで気付かなかった手縫いの素晴らしさにも気付きました。
当工房の革製品を使って頂く方のご予算やこだわりに合わせた
幅広いモノづくりをしていくために、
手縫いとミシン縫いの両方を手掛けていこうと思います。
画像では判りづらいですが、左がミシン縫い、右が手縫いです。
ミシン縫いのステッチがきれいな一方、手縫いのステッチはぎゅっと締まっている感じがします。
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